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 普通自動車との違い

軽自動車の魅力はなんといっても、普通自動車に比べてお金がかからないことではないでしょうか。自動車税の ように年数万円かかるものと比べ、軽自動車税は業務用トラックで3,000円、自家用でも7,200円と、かかっても1万円もいきません。また自動車重量 税も軽自動車の場合2年で5,000円と普通自動車の5分の1程度です。税金だけでなく保険も普通自動車に比べて金額はかなり低くなります。

 

税金や保険で魅力を感じる軽自動車ですが、燃費についても非常に安上がりです。普通自動車は高速道路を走っている時は燃費のいい自動車で1リッターあたり 20kmほど走りますが、走ったり止まったりすることが多い街の中での走行だとよくても10km程度まで落ちてきます。排気量が1,000㏄を超える普通 自動車だと物理的にこの程度までなのでしょうか。これが軽自動車ですと街乗りでも30km近く走れてしまうのでいかに燃費がよいかということです。

 

最近はハイブリッド車やEV車なども出てきましたので、普通乗用車の燃費もかなり向上し、軽自動車のそれに近くなっているようです。しかしながら、初期費 用が全く違うのです。そうしたエコカーはどうしても新車で200万円以上の購入費用がかかってしまいますが、軽自動車の場合100万円以下で購入すること ができてしまいます。この差は大きいでしょう。

 

ただ、軽自動車は小さなエンジンで走らせるためどうしてもボディサイズが小さくなってしまいます。税金の減免もサイズに関係があります。したがって身体の大きな人にはちょっと厳しい部分があるかもしれませんね。

アメリカではお目にかかれない

軽自動車は日本ではよく見かけますが、実は軽自動車というのはもともと日本独自の乗り物なのです。最近では新興国のインドなども軽自動車の技術に積極的な ようですが、基本的に小さなエンジンで“乗用車っぽい”乗り物として開発されたのは、日本の脆弱な道路事情、移動距離が少ないこと、燃料代が安くないこ と、そして日本人のサイズ十分であること、などに着目して開発されたといわれています。

 

アメリカのような自動車先進国では、軽自動車など というものに見向きもしてきませんでした。フリーウェイで100km走行をする機会が多いですし、移動距離もかなり多いです。そしてなによりもアメリカの 人々は日本人よりも10~20㎝は背が高いという現実があり、とてもではありませんが「軽自動車に乗ってみるか」などという気にもならないのでしょう。で すからどんなに景気が悪くても、日本の軽自動車メーカーはアメリカ市場に参入できていないようです。

 

確かに時速100kmで高速道路を走 ることが多い人にとって、軽自動車は心細い乗り物かもしれません。「ぶつかったら終わり」というイメージが昔からあります。しかし技術の向上で安全性もか なりよくなっているようです。そしてなによりもメーカー各社が広告やテレビコマーシャルなどを駆使して人々のイメージを変えてきたことが軽自動車の地位向 上につながっているのではないでしょうか。

 

背丈があまり日本人と変わらない東南アジアの人々には最適な乗り物かと思います。アメリカではムリでも軽自動車の出ていく先はアジアにたくさんあるような気がします。

究極のコンパクト

軽自動車は日本人の体格、道路事情、税制事情などでできたカテゴリーのようです。しかし最近の日本人の体格はかなり大きくなってきた上、道路事情も高速道 路が多くできて軽自動車のアイディアが生まれた時代と大きく変化しています。こうした変化に軽自動車も対応すべく、どんどん進化してきたのです。

 

最近友人の軽自動車に同乗させてもらいましたが、長い間持ち続けたイメージを一変させるような乗り心地を味わいました。外からみると「小さい!」と感じる のですが、乗ってみるとわりとゆったりとした乗り心地を感じるのです。「なんで?なんか不思議。」といった感情を持ちました。これも軽自動車メーカーの努 力のたまものなのでしょう。

 

じっくりと考えてみると軽自動車は普通乗用車に比べて車高が高くなっているようです。10㎝程度でしょうか? しかしこのボディのアイディアが乗り心地を向上させているようです。普通車は車高が低いのですが前後の長さがありますので“のけぞったような”座り方がで きるので心地よく感じるのかもしれません。

 

軽自動車のサイズではそうした姿勢は物理的にムリですので上に突破口を求めたのでしょう。座っ た時の姿勢は勉強机に向かっているような感じでかなり座高が高くなりますが、シートがその姿勢をサポートしてくれるようになっているのです。軽自動車と普 通自動車の乗り心地の違いは、ソファに座るか勉強机の椅子に座るかの違いのような感じなのです。

キメ細かいアイディアで究極のコンパクトを維持しつつ、乗り心地を改善するというところは世界に名だたる日本人の知恵なのかもしれません。

進化し続ける軽自動車

軽自動車は日本の風土に合うタイプの車としてそのカテゴリーができたようです。普通車に比べると車の大きさや排気量に制限があるのですが、オーナーの使用 目的に合致するのであれば重宝される自動車です。税金や燃費が安くてもイメージや窮屈さに嫌気を感じる人は普通乗用車を選択すればよいことであって、軽自 動車という選択肢があるのはユーザには歓迎されているのです。

 

燃費が非常にいいところに、最近の軽自動車はキャビンの快適さも向上してき ています。軽自動車メーカー各社が長い間努力に努力を重ねてきたたまものです。ここ数年は、もともと燃費で普通車よりも優位性がある上に、さらなるチャレ ンジをしているようです。驚いたのは1リッターあたりで30km以上走るということをテレビコマーシャルなどで大々的に宣伝していることです。

 

1リッターで30km走るということはどれほどすごいことなのかというと、オートバイの燃費と肩を並べるということです。オートバイは最大で2人しか乗れ ませんが、軽自動車は4人乗ることができます。もちろん乗車人員の数によって燃費は左右されますが、それにしてもオートバイよりはその用途は多様というこ とになります。それでいてオートバイとほぼ同じ燃費となると「どちらの方がいい?」とユーザが悩むことでしょう。

 

どうやってそこまで燃費を向上させたのかは知りませんが、明らかに軽自動車は進化し続けているのです。長い間低迷している景気も軽自動車を後押ししているようですし、今後もさらなる進化が期待できます。

仕事でも大活躍

花屋を営んでいる友人がいます。彼が営業車として使用しているのはボックスタイプの軽自動車です。彼曰く「昔はホロ付きの普通ピックアップトラックを使っ ていたけれど、燃費、メンテ費、市街地での切り返しなどを考えたら軽の方が全然いい」ということです。燃費やメンテ費は想像付きましたが、仕事上住宅地な どに配達回りをすることが多い花屋さんではバックしたり、狭い住宅地の道路での対向車すれ違いなどを考えたら気が楽ということなのです。

 

そう言われれば、宅配便の業者さんはほとんどの会社が軽トラックや軽ボックスを利用しているようです。キレイに会社のカラーを塗装しているのであまり気に していなかったのですが、しっかり見てみると軽自動車のカテゴリーです。路地にバックして向きを変える時などはやはり車体が小さい方が便利です。また住宅 地だからといっても一方通行の道ばかりではありません。対向車がくることもあります。すれ違いが軽自動車の方が圧倒的に楽なのです。

 

仕事 で日常利用するということになれば、経費のことも考えなければなりません。やはり燃費は頭に入れておくべきでしょう。花屋の友人いわく、普通車の頃に比べ てガソリン代は半分近くに減ったそうです。週に2回ほど給油をしていたのが1.5回程度に減り、軽自動車のガソリンタンク自体が普通車より小さいので1回 の給油費用が3割程度減ったそうです。

 

「仕事」という観点から言えば軽自動車は世界中に普及しそうな気もします。日本の軽自動車メーカーにはまだまだチャンスはありそうです。

なによりも安い

軽自動車といえば普通乗車よりも燃費が安いとか高速道路代が安い、さらに税金が安いという維持費のことが思い浮かびます。しかしそれ以前に軽自動車を取得する時の費用がかなり安くなります。

 

軽自動車の本体価格自体は100万円から150万円の間のものが多いようです。この値段であれば普通車の平均的な値段よりも30~50万円程度でしょう か、安いような気がします。本体価格自体が安ければ消費税も安くなりますし、自動車取得税や重量税なども普通車よりも安上がりですので、本体価格が100 万円程度の軽自動車であれば諸経費も10万円程度で本体価格の10%程度になるようです。

 

普通車を購入する場合は軽自動車のようにはいき ません。本体価格が軽自動車よりも20~30%は平均的に高めですから消費税自体も高くなります。取得税や重量税も軽自動車よりもはるかに高いです。した がって150万円程度の普通車を購入すると20万円前後の諸費用が絡んできます。率で言えば軽自動車の10%程度から15%近くまで跳ね上がります。

 

全てにおいて軽自動車は普通車よりもお金がかからない仕組みになっているのです。こうした仕組みを利用しない手はありません。もし自動車を保有して、その 用途が「街乗り」中心であれば軽自動車を選択する方がよいのではないでしょうか?「アベノミクス」などと景気高揚がささやかれてはいますが、まだまだ実感 を得るまで行っていませんし、本当に成功するかも「?」です。したがって軽自動車への需要はまだまだ増え続けるのではないでしょうか。

エコな乗り物

自動車は、軽自動車、普通自動車、トラック、バス、ハイブリッド車、その他どのような名前がついていても内燃機関で動くのが基本です。最近EV車などとい うものも出てきましたが、充電式をとり続けるからには発電所で使っている内燃機関に少なからずお世話になっているのです。太陽電池パネル、風力発電、波力 発電などで作られた電気を使用する以外、本当にクリーンエネルギーを使って自動車を動かしているとは言い難いのです。

 

内燃機関があるとい うことは石油や天然ガスなどの石化資源を使うということで、必ず「燃やす」ということになります。そうすることはCo2を生みだすことになります。した がって「完全なエコ」という状況になるまではまだまだ道のりは遠いような気がします。したがって少しでも燃料効率を上げることによって、そうした石化燃料 を燃やす頻度を減らすことに着手をしているのが現段階なのです。

 

究極のエコは太陽電池パネル、風力発電、地熱発電、波力発電などの自然エ ネルギーから作られた電気で走る車を開発することになります。こうなると車メーカーだけの問題ではなく、電力会社、さらには国の取り組みも必要となりま す。もちろん未来に向けて各業界とも研究を重ねていますが、まだ実用化まではちょっと遠い道のりのようです。

 

このような条件下で燃費の向 上というのは不可欠です。やはり「1リッターで○○㎞走る」ということへの取り組みが重要なのです。ですからオートバイに近い燃費走行を実現し、オートバ イ以上に用途が豊富な軽自動車は、内燃機関で走る乗り物として現段階では一番「エコな乗り物」といえるのではないでしょうか。

安全性は?

「燃費がいい」ということは「どこかを犠牲にしている」と考えるのが一般的です。軽自動車の場合、その燃費の良さから「耐久性や衝突時の安全性を軽微にし ているのではないか?」と考えるのがもっともでしょう。確かに数十年前の軽自動車は非常に“チャッチイ”ボディだったようです。今でも30年前に生産され た軽自動車を大事に持っているオーナーがいますので、そうした軽自動車を見ると不安いっぱいになってしまいます。

 

こうしたユーザの心配を 払拭するごとく、軽自動車生産メーカー各社は努力と研究を重ねてきたようです。さらに1990年代に全ての自動車の安全性能について比較査定する自動車事 故対策機構による「自動車アセスメント」というのが実施されるようになりました。この試験内容は「正面衝突」「対向車との衝突」「側面衝突」「後部追突」 「歩行者保護」などで、5段階評価を☆の数であらわすものです。

 

こうした自動車アセスメントによると、軽自動車の評価は他の普通車などに そん色のない「4つ星」の評価のものが多いようです。あんなに小さいボディなのにどうやって4つ星の評価を勝ち得ているのか分かりませんが、メーカーのア イディアと努力なのでしょうね。安全面でも「普通車に乗ろうが、軽自動車に乗ろうが変わらない」というお墨付きを専門機関からいただいているのです。

 

私が子どもの頃に家にあった軽自動車の安全性を考えると、今の基準で言えば星1つあるかないかぐらいだったのではないでしょうか。評価システムがあるのはユーザの選考基準に大きな影響をもたらすと思います。

 

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