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軽自動車カーライフの魅力とお得と節約

軽自動車市場の動向/需要と供給 古くても人気 価格相場

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どんな局面で求められる?

軽自動車を持っている人は、軽自動車になにを求めているのでしょう?軽自動車は燃費がいいのが売りであるのと同時に「小回りが効く」というのも人気のもとです。したがって軽自動車を所有している人は、比較的年配の方や女性に多いようです。

年配の方や女性を蔑視するわけではありませんが、現実的に大きな車を操るのは苦手な方が多いようです。街の中には狭い道路もたくさんあります。そうした道で対向車とのすれ違いや、バックをしなければならない局面に差し掛かればなおさら小さな車の方が楽です。さらにそうした方たちはちょっと買物に行く、家族の迎えに行く、病院へ行くなどといった使用目的で自動車を利用することが多いようです。したがってさほど遠くへのドライブをすることよりも日常的な利用をするために車を持っているのです。

極端に言えば自転車でも十分事足りるような利用方法を自動車に求めていますので、車体が大きく燃費があまりよくない普通自動車以上の車を必要としないのです。では健康増進のために自転車を利用すればいいではないか?と考えるかもしれませんが、年配の方の多くは膝や腰に難を抱えている方が多いのです。女性も買い物袋をたくさん抱えたり、子どものお迎えなどをしなくてはならない場合も多いようですし、また雨風がしのげることもあり自転車よりも軽自動車の方が重宝するのでしょう。

また、そうした人たちは男性に比べて身体もさほど大柄ではありません。したがって軽自動車はうってつけの乗り物といえるでしょう。

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需要と供給

軽自動車はどれほどの人気があるのでしょう?初期費用の安さや低燃費と小回りの良さを考えると人気はかなりあるかと思います。特に長引く不況のおかげでそうした金銭的な問題はユーザにとって非常に切実な問題です。軽自動車のように遠乗りをするよりも日々の買い物や送迎などに使う目的で所有されることを考えると「あまりお金はかけたくない」といったところでしょうか。

軽自動車のここ数年の国内新車登録台数は毎年10%を超える伸びになっているようです。昔から「景気が悪ければ安いものに乗り換える」というのは当たり前の考え方です。ましてや日々の生活のために使用する目的で車を持つのであればあまり経費はかけたくないというのが本音でしょう。そうしたことから軽自動車の生産台数は年々増えているのだと思います。

軽自動車への需要はありますが、その需要に応えるだけの供給はあるのでしょうか?新車登録台数は年間100万台弱程度のようですが、自動車の売買市場というのは新車だけで成り立っているものではありません。中古車もあります。どんな自動車でも車検や耐用年数という問題がありますので、ユーザは知恵を絞って損をしない車の保有方法を模索します。

そうした事情がありますので、5年から10年もすればほとんどの軽自動車が中古車市場へ流れ込んできます。このような市場の特性がありますので需要も供給もバランスを保っているのです。あとは世の中の景気がどうなるかによってこの需給のバランスに影響をもたらすのです。

古くても大人気?

長く続く不景気や東日本大震災などの影響もあり、軽自動車の需要は非常に高くなっています。最近の新型軽自動車は燃費が1リッターあたり30kmを超えるものも出てきて驚かされていますが、ちょっと古いタイプの中古軽自動車であっても十分に燃費はいいのです。燃費で言えば1リッターあたり25kmを超えるものもたくさんあります。

取り巻く環境を考えると、人々は新型の軽自動車でなくても中古車でも構わないという考え方を持っているようです。軽自動車ユーザは基本的に遠乗りを目的に車を持とうとしている人はあまりいません。普段の買い物や用足しのための足として車があればいいと考える人が一般的ですので、軽自動車には基本的に経済性を求めています。

初期購入費用が新車であっても、軽自動車は150万円もあればかなりの性能のものを手に入れることができます。もっとシンプルな考え方をするのであれば、初期費用に150万円も使いたくないという人も多くいるのです。「街乗り用だから」ということで極力お金を使いたくないのです。

そうなると「新車でなくてもいい」という考え方も出てきます。年式で5年落ち程度のものでも十分な性能を持っているという評価をしているのです。1リッターで30kmもいかなくても25kmも走れば御の字ということです。ビジネスで使う人はどこまで燃費にこだわっているのか分かりませんが、一般のユーザはそこまで細かいことは考えていません。初期購入費用が70万円前後まで落ちるのであれば、中古軽自動車は魅力的なのです。

相場は?

軽自動車は燃費などの有利性で人気がありますが、初期導入費用の面でも人気があるのです。どんなに安い普通自動車を購入する場合でも、車両本体価格自体が100万円をきるものがない上に、各種税金などに軽自動車のような優遇措置がないので、本体価格に諸費用でプラス15%~20%増しの金額を用意しなければなりません。

これが軽自動車の場合ボリュームゾーン(最多販売価格帯)が100万円前後となり、安いものであれば70万円台のものから見つけることができるのです。また軽自動車は様々な優遇措置がありますので、普通乗用車を購入するよりも諸費用が低減されます。本体価格の10%程度が目安ではないでしょうか。

「新車」というくくりで考えても、軽自動車は普通自動車を購入するよりも有利な点が多いのです。これが「中古車」となるとさらに有利になるのです。しかしながら、最近の中古車市場を見てみると需要が多すぎるためか、価格が多少高めのようではあります。それでも基本的に金額が安いので中古車でも新車に比べればそれなりに値を落としています。

中古軽自動車のだいたいの相場として、乗用タイプは値段がかなり安く50万円~70万円程度が相場ではないでしょうか。商用に使えそうなボックスタイプの方が人気があり、5年落ち程度でも70万円~100万円前後が相場のようです。中古車の相場は新車と違い、市場の状況によって値段が上下します。現在は景気が悪いのに加え被災地での需要の高まりなどで、軽自動車の中古車市場はちょっと値段が高めのようです。

震災と軽自動車

東日本大震災で大津波が東北の街を飲み込むところを映像で見ました。街を飲み込むところで印象的だったのが、自動車がまるでオモチャのように流されていくところです。「津波がすごすぎるのか?自動車が軽すぎるのか?」といった不思議な疑問が湧いてきました。

震災から1カ月ほどたったころにテレビを見ていたら、被災地の自動車事情について興味深いレポートをしていたのです。復興を目指して人々が動き出していたのですが、仮設住宅問題と同時に自動車探しでした。この自動車探しのレポートを見ていると、多くの人が不安定な生活に陥ったため、購入価格の安い軽自動車を探していたのです。

初期費用が安いということはもちろん重要な要素ですが、それ以上に大事なことは維持にもお金がさほどかからなくて済むことです。原発が事故を起こし、電力が逼迫する状況に陥り、すべてのエネルギーに対して敏感になっていたのです。原発が使えなくなると火力発電に頼るため原油が高騰し、そのあおりを受けてガソリンの価格も高騰するのではないかという見通しが大勢を占めていました。

深刻なエネルギー不足になると需要は低燃費車に傾きます。したがって多くの人が軽自動車を求めて販売店に殺到していたようで、新車・中古車問わず供給が薄くなっていたようです。ボランティアの人が被災地とは関係ない各地から、中古の軽自動車を運転して車を求める人に届けるなどということもあったようです。深刻な災害が起きると軽自動車の需要が高まるということが実証されたのです。

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